工作の「出来た!」が育てる心のセンサー

最終更新: 10月5日


教室で大切にしていることのもう一つ。


どの子も頑張ったポイントをしっかり褒めること、

本人は気がついていないけれど難易度の高かった部分を

しっかり自覚させてあげることで、

『出来た!』

という満足感を気持ちの中に定着させてあげるように務めています。


『出来た!』は毎日たくさんあります。

「朝、起きれた」「仕事を終わらせた」など些細なことでも気持ち次第で

『出来た!』にすることができます。

ですが子ども達の『出来た!』には、更に頭に『初めて』が付くことも少なくありません。

その貴重な体験を一つ一つ大事にしないのはとてももったいないことで、

そのまま放っておけば『あたりまえ』『たいしたことない』

心のセンサーの感度をどんどん鈍らせてしまいます。


心センサーの感度が高いと

感情が豊かであったり、好奇心が旺盛だったり、

色んな人や物の立場になって考えられる力であったりします。


当然、大人になるにつれて経験値は上がり、

驚きや感心は少なくなっていきます。

ですが、『出来た!』の快感を覚えていれば、

“何か驚くような面白いことはないかな?”

“今まで知らなかったことはないかな?”と

いつまでも心のセンサーを揺り動かしてくれる事柄との出会いを求める

楽しく豊かな人生が続きます。


下記は、野球のイチロー選手のCMの企画の中でのエピソード。


                                


「他人から嫌われるのは怖くないですか?」という深い質問に

「僕他人から嫌われるの大好きなんですよ。大好き」と語り、生徒から驚きの声が上がる。

 その理由も、やはり“レジェンド”ならではだった。

「だって、その人たち僕に対するエネルギー半端ないでしょう? 興味がないことが一番辛いですよ、僕にとっては。無関心が一番辛いんですよね。だから大嫌いと言われたら、ゾクゾクしますよ僕」

 日本、メジャーで数々の記録を打ち立て世界中から注目を浴び続けてきたイチロー氏。「無関心が一番辛い」との答えは生徒たちの胸を打つ言葉になったに違いない。


                                 


人の関心はその人自体のエネルギーでもあり、

向けられた人のエネルギーでもある。


そう、だから何かに関心(=興味)を向けられるというのは

エネルギーがある証拠、そしてそれが大きいほどイキイキとしているということ。

つまり心のセンサーの感度が高いほどエネルギーを生む力があるということ。


私も毎回、子ども達の目線や考えていることが見えた瞬間、

「なるほど!」「面白い!」「そこ⁈」と

驚きで心のセンサーが大きく反応します。

そしてその反応を言葉にして子ども達に返してみます。

大人を驚かせたことや、意外に思わせたことは、

子どもの『出来た!(=やったーーー!)』になり、私もとても嬉しくなります。


ぜひ、お家に持ち帰った作品をみて『出来た!』をたくさん見つけてあげてください。

時には子ども自身が

『ちがうも〜ん!』と

いじわるをすることもありますが、

めげずに何度も何度も探し出してあげてください。


そこで育てた心のセンサーは、一生ものの宝ですから。

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